こんにちは、メンタルコーチの大迫です。
アスリートの皆さんは
日々目標達成に向けて
トレーニングに励まれていることと思います。
将来的に活動していく中で
プロやプロを目指す選手であれば
必ず直面するのが”スポンサー問題”です。
夢のない話かもしれませんが
現実としてアスリートにとっては
避けては通れない部分だと思います。
今回は
”アスリートのスポンサー問題”
についてお話しします。
メンタルコーチ 大迫 慎太郎
僕はアスリートに対して
常に尊敬の気持ちを持って接していますが、
今回はアスリートの皆さんにとっては
少し厳しい意見も含めてお伝えします。
メンタルコーチとして
アスリートのキャリアを考える上で、
実際に選手とスポンサー問題という
テーマで話すことがあります。
スポンサーを探している
という相談も頂いたりしますが、
その中で僕自身がよく感じることがあります。
”あなたが探しているのは
スポンサーじゃなくて援助者だよね?”
”スポンサー”の意味を
間違って捉えている人が意外と多いです。
皆さんはこれらの違いがわかりますか?
スポンサーは”広告主”です。
スポンサーに付いてもらうということは
その企業や商品の広告塔になるわけで
常にイメージに見合う行動が求められ、
出された金額以上の広告効果を
示す必要があります。
例えばスポンサー料を
月20万円、年間で240万円頂くとして、
あなたはそのスポンサーに対して
240万円以上の広告効果を提供できる選手ですか?
もしくはスポーツ界全体や
あなたが活動する競技の発展に
240万円以上の効果を
もたらすことができる選手ですか?
スポンサーとしてサポートしてくれる企業は
決してあなたがプレーするために、
成績を残すために、
あなたが良い生活をするために
お金を出してくれているわけではないのです。
振り返ってみるとどうでしょうか、
一方的に与えられる関係を
望んでしまっていませんか?
選手として成績を残すための活動というのは
プロとしては最低限の作業で、
そこから先、スポンサーや業界に
どれだけ価値を提供できるかどうか。
それこそが”プロ意識”で、
この意識をどれだけの数の人が持っているかで
その業界の規模が決まると僕は思っています。
ゴルフで例えると
300ヤード飛ばすこと、
アンダーパーでプレーすること、
試合で勝つことの凄さは
ゴルフを知っている人にしか伝わりません。
どれもすごく素晴らしいことです。
しかし厳しい言い方になりますが、
それができること自体は
スポンサーや業界にとって
大したメリットではないのです。
どれだけ凄いことを成し遂げても
世間一般の人に伝わらなければ
残念ながら広告塔としては”失敗”として
見られてしまうこともあります。
その競技のルールすらわからない人にも
”なんか楽しそう、やってみたい”
”この人を近くで見てみたい”と
思わせる活動や注目される振る舞いこそが
プロとして求められる本当の姿かと
僕は思っています。
また今回の話は個人スポンサーだけでなく
大会開催スポンサーの問題にも
同じく当てはまるかと思います。
繰り返しになりますが、
僕はアスリートを心から尊敬していますし、
報われる選手が少しでも
増えるといいなと思っています。
未だ世間に認知されていなくても
素晴らしい選手はたくさんいます。
だからこそ選手の皆さんには
自分達の活躍の場を守り、作っていくためにも
この問題について
もっと真剣に向き合ってほしいです。
今回のテーマについて、
皆さんからもご意見頂けると幸いです。
それではまた。
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