【超重要】未来の世代のために
こんにちは、メンタルコーチの大迫です。
僕は日々選手やそのご家族、
指導者の皆さんに
コーチングしたり、
情報発信等を行ったりしています。
競技に対する取り組み方や日々の生活、
現場でのプレー、自身のキャリアに関することなど、
お話しする内容は様々で
メンタル面がパフォーマンスに与える
影響についてお気付きになる方が
少しずつ増えてきているように感じます。
でも正直、フィジカル強化と比べると
メンタル強化は
まだまだスポーツ界に浸透していません。
今回は
”メンタルトレーニングがなかなか広まらない原因”
について、
プロの立場から考える僕の意見をお伝えします。
メンタルコーチ 大迫 慎太郎
僕はメンタル強化が
なかなか広まらないのは
以下の原因があると考えています。
①メントレは”メンタルが弱い人が受けるもの”
という先入観
②フィジカルと比べると
取り組んだ成果が見えにくい
③昔からの精神論•根性論の風潮が残っている
①メントレは”メンタルが弱い人が受けるもの”
という先入観
未だトレーニングを受ける
=メンタルが弱い自分
と結びつく空気があり、
メンタルが弱いと思いたくない、
自分には必要ない、
取り組んでいることを
周りに知られたくない、
など取り組む前に
ブレーキをかけてしまう人が多いように感じます。
一括りに”メンタル”と言われますが
例えば集中力、イメージ力、
ゲームプランニング、モチベーションなど
多くの要素があり、
それらを総称して一般的に
”メンタル”と呼ばれています。
チェックしていると
選手それぞれに
秀でている部分や伸び代を確認できます。
例えばゲームプランニングに
強みを持っているのであれば、
そのプランをゲームを通じて遂行できるよう
感情コントロールの
トレーニングに取り組んでいこう!
といったように
選手それぞれに合ったアプローチをします。
つまり単純に
”メンタルが強い•弱い”
という表現は
厳密に言うと正しくありません。
それぞれ強みや課題があり
それをトレーニングを通じて
出していくわけですが、
特に自分の強みという部分は
本人が思う以上に
意外と自覚できていなかったりします。
取り組んでいくことで
自身のプレーにおける”軸”
というものが見えるようになってきます。
ちなみに僕個人的には
自分のサポート選手には
この”強み”の部分を
大切にして欲しいと思っていて、
その強みを”武器”に変えていく。
それをトレーニングを通じて
取り組んで欲しいと思っています。
②フィジカルと比べると
取り組んだ成果が見えにくい
この部分もメントレが
なかなか普及しない原因の一つ
かと思っています。
一般的な認識としてはまだ
”メンタルは目に見えないもの”
という感じではないでしょうか。
フィジカルの測定では
上半身や下半身など
部位ごとに測定結果が出ますよね?
それと同じようにメンタルも
例えば集中力、イメージ力、
感情コントロール、セルフトークなど、
データとして項目ごとにスコアを出すことができ
”見える化”できるようになっています。
この辺りが
まだ一般的に認知されていません。
③昔からの精神論•根性論の風潮が残っている
僕は平成生まれですが、
小さい頃からスポーツに携わる中で
ゴリゴリの精神論の中で育ってきました。
”集中しろ!”
”負けるな、根性出せ!”
こういう言葉が当たり前に
飛び交っていましたし、
厳しい練習を乗り越えることが
メンタルを強くするとされていました。
これが正しかったか間違っていたかは
僕にはまだ分かりませんが、
僕自身の感覚として
これでメンタルが強くなったかというと
疑問が残ります。
どちらかというと
それによってメンタルではなく
負けず嫌いという
”性格”を作って頂いたことに
すごく感謝しています。
そしてその精神論•根性論の中で指導されてきた
平成生まれの僕らが
指導者側に回る時期に入ってきています。
今回に関しては精神論•根性論が
良いか悪いかという話ではなく、
メンタル強化を普及させていく
という観点からお話しします。
この今までの流れがどこかで変わらないと
メンタル強化の普及には
まだ時間がかかると思っています。
フィジカル強化の発展を見ると、
近年はパーソナルトレーニングが
導入される時代になりましたが、
1980年代まではいわゆる
”うさぎ跳び•空気椅子•手押し車”の時代でした。
つまりフィジカルトレーニングが
近年の形に発展するのに
30年以上の時間がかかっています。
ではメンタルトレーニングは
約30年でどれくらい変わったでしょうか。
僕はほとんど変わってないと思います。
”心技体”と古くから
重要とされてきた部分のはずなのに
目を向けている人が少なすぎる。
以上が僕が考える
メンタルトレーニングが
なかなか広まらない原因です。
これまでの流れのまま進めば
メンタルトレーニングの発展には
まだかなりの時間がかかるかと思います。
そこでこの流れを変えるために、
日本のアスリートレベルを引き上げるために、
僕はこれから
行動を起こそうと考えています。
詳細は近日中に発表できればと思っていますが、
僕の記事をご覧頂き
ご賛同ご共感頂ける方がいらっしゃれば
ほんの少しだけご協力頂きたいと思っています。
コメントやインスタグラムでDM頂けると幸いです。
それではまた。